運営者プロフィール
中小企業診断士(令和7年4月登録)。出版業界から広告業界に転じ、広報・Webマーケティングの支援に携わってきた独立診断士です。
3年間の受験生活では、2度の1次試験と3度の2次試験を経て合格しました。TAC・スタディング・診断士ゼミナールを実際に利用したほか、過去問を中心とした学習に加えて、YouTube(ほらっちチャンネル、ダンシ君のサブノート など)や定番書籍(ふぞろいな合格答案)、受験生支援団体(一発合格道場、タキプロ)も活用しています。
本試験の得点開示結果・模試の成績表・使った教材は、良かったものも合わなかったものもすべて公開しています。合格した本人の実体験にもとづく、リアリティのある情報だけをお届けします。
中小企業診断士 登録証

1次試験の結果
1次試験は令和4年度と令和6年度の2回受験し、いずれも合格しています。令和5年度は1次が免除される年だったため、2次試験のみを受験しました。
模試の成績


企業経営理論82点・経営情報システム72点と得意科目が伸びる一方、経済学・経済政策や中小企業経営・政策は60点台にとどまりました。得意科目で稼ぎ、苦手科目は足切り(40点未満)を回避する。1次試験が総点数勝負であることが、数字にはっきり表れています。
2次試験の結果
2次試験は3回受験しました(合格基準は総点数240点以上、かつ各科目40点以上)。
| 受験年度 | 事例I | 事例II | 事例III | 事例IV | 総点数 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 令和4年度1回目 | 48 | 61 | 68 | 36 | 213 | 不合格 |
| 令和5年度2回目 | 58 | 55 | 44 | 69 | 226 | 不合格 |
| 令和6年度3回目 | 66 | 51 | 68 | 59 | 244 | 合格 |
令和4年度(1回目)213点
事例IVが36点で足切りに該当しました。計算問題で手が止まり、立て直せないまま終わっています。

令和5年度(2回目)226点
事例IVは36点から69点へ改善した一方、今度は事例IIIが44点に沈みました。設問の解釈を誤り、要求されている論点からずれた解答を書いたためです。合格まであと14点でした。

令和6年度(3回目)244点で合格
事例IIIが44点から68点へ、事例Iも58点から66点へ改善。事例IVは69点から59点に下がりましたが、総点数244点で合格基準を上回りました。

2次模試の成績
2年目の受験期には、TACの2次模試でA判定を得ていました。


年度別に使った講座・教材
1年目(令和4年度)独学中心で1次合格、2次は213点
| 区分 | 使ったもの | 用途 |
|---|---|---|
| 講座 | スタディング | 1次のインプットと問題演習 |
| 書籍 | 過去問題集/ふぞろいな合格答案 | 1次の演習、2次の自己採点 |
| 無料 | ほらっちチャンネル | 企業経営理論・中小企業経営・政策の理解補完 |
1次はこの組み合わせで突破できました。一方2次は、ふぞろいで採点しながら過去問を繰り返すだけで、必要な知識の全体像も自分の弱点も見えていませんでした。
2年目(令和5年度)TACに通い、2次は226点
| 区分 | 使ったもの | 用途 |
|---|---|---|
| 講座 | TAC(2次対策・通学) | 知識の体系化、答案添削、解答手順の習得 |
| 書籍 | TAC 事例IVの解き方/TAC 過去問題集/事例IVの全知識&全ノウハウ | 事例IVの計算対策と反復演習 |
| 模試 | TAC 2次模試 | 本試験想定の実戦練習(A判定) |
事例IVは36点から69点へ改善しました。TACで学んだ「解くべき問題と捨てる問題を見極める」戦略が効いています。一方で事例IIIを落とし、総合では届きませんでした。
3年目(令和6年度)1次から再受験し、2次244点で合格
| 区分 | 使ったもの | 用途 |
|---|---|---|
| 講座 | 診断士ゼミナール | 経営情報システム・経営法務・中小企業経営・政策の再インプット |
| 書籍 | ふぞろいな合格答案/過去問題集 | 再現答案との読み比べ、解答プロセスの検証 |
| 模試 | LEC 模試 | 本試験前の到達度確認 |
| 無料 | ほらっちチャンネル | 企業経営理論・中小企業経営・政策の理解補完 |
1次は暗記の比重が大きい3科目を低価格講座で回し直し、2次は教材を増やさず過去問と答案の読み比べに集中しました。
3年間の受験から得た3つの教訓
模試のA判定は合格を保証しない
2次公開模試で1,708人中52位(上位約3%)のA判定を取った年に、本試験では226点で不合格でした。模試は自分の位置を知る道具としては有効ですが、本試験の合否とは別物です。判定に安心せず、事例ごとの弱点を潰す材料として使うべきだと痛感しました。
合否を分けたのは、崩れた事例を立て直したこと
3年分の得点を並べると、毎年どこかの事例が大きく崩れています。1年目は事例IV(36点)、2年目は事例III(44点)。合格した3年目は、崩れた事例IIIを68点まで戻したことが決定打になりました。
逆に、合格年の事例IVは59点と前年より10点下げています。それでも合格できたのは、2次試験が総点数240点で判定されるからです。全事例で60点を取る必要はなく、大きく崩れる事例をなくすことのほうが重要でした。
教材を増やすより、過去問と自分の答案に向き合う
3年目は新しい教材を増やさず、過去問と、自分の答案・合格答案の読み比べに時間を使いました。ふぞろいな合格答案で採点の観点を確認し、本試験を想定した時間配分と論理の一貫性を磨く。このシンプルな反復が、事例IIIの改善につながっています。
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