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勉強法 更新日 2026.07.28 文・コンパス管理人

中小企業診断士 運営管理の勉強法|130時間を生産管理70・店舗販売50に割る配分

中小企業診断士 運営管理の勉強法|130時間を生産管理70・店舗販売50に割る配分

結論:130時間を「生産管理70/店舗・販売管理50/計算総ざらい10」に割る

中小企業診断士の運営管理は、合計120〜150時間が学習時間の相場です。私が勧める内訳は生産管理70時間/店舗・販売管理50時間/計算問題の総ざらい10時間。私はこの配分で学習し、3年目の受験年に模試で70点を取りました(同じ年の7科目合計は487点)。

この科目で最もやってはいけないのは、テキストを1ページ目から均等の速度で読むことです。運営管理は生産管理と店舗・販売管理という、性質のまったく違う2分野で構成されていて、しかも覚える量と出題数が比例していません。暗記量が多いのに毎年1〜2問しか出ない論点(都市計画法の用途地域、廃棄物関連の法令)と、覚える量が少ないのに毎年4〜5問出る論点(IE、在庫管理の計算)が同じ本の中に並んでいます。均等に読むと、時間を食う論点で消耗したまま試験日を迎えます

もう一点、この科目には他科目にない事情があります。試験時間が1日目の最後、15:40〜17:10の90分だという点です。経済学・財務・会計・企業経営理論を解き切った後の4科目目。落とす原因は知識不足ではなく、集中力が切れて設問の条件を読み飛ばすことです。この記事では、論点の優先順位、電卓なしで解く計算パターン、90分の時間配分、そして2次の事例IIIへの効かせ方までを具体的に書きます。試験科目一覧で全体像を確認してから読むと位置づけがつかみやすくなります。

運営管理という科目の正体:2分野・約44問・90分

運営者の1次模試 科目別成績(合計487点)
3年目の1次模試。運営管理70点・145位/749人。生産管理70時間/店舗販売50時間の配分で臨んだ結果
出典: 運営者提供(氏名・受験番号等はマスキング済み)

運営管理は100点満点、例年40〜45問前後。1問あたり2〜3点です。前半が生産管理、後半が店舗・販売管理という順番で並ぶのが通例で、問題冊子の途中で世界がガラッと変わります。工場の話をしていたのに、突然コンビニの棚の話になる。この切り替わりが体力を削ります。

分野の重みはおおむね次の通りです。年度による振れはありますが、投資配分を決めるにはこの粒度で十分です。

分野 出題の目安 配分する時間 性格
生産管理 おおむね55%前後 70時間 理屈と計算。2次の事例IIIに直結
店舗・販売管理 おおむね45%前後 50時間 暗記と計算。2次にはほぼ出ない
計算の横断復習 両分野合わせて15点前後 10時間 電卓なしで解く訓練が必要

出題比率は年度により変動します。分野の境目は問題冊子の設問順で判断できます。

ここで他サイトがあまり書かない事実を一つ。運営管理は「暗記科目」と紹介されがちですが、実際には計算問題が毎年15点前後出ます。しかも1次試験に電卓は持ち込めません。経済的発注量の平方根、編成効率の割り算、設備総合効率の3つの掛け算を、すべて筆算でこなす必要があります。「暗記科目だから直前に詰め込めばいい」と信じて計算を捨てると、スタートラインが85点満点に下がります。60点を取るには85点中60点、つまり正答率71%が必要になり、急に苦しくなります。

論点別の投資対効果マップ

時間をどこに置くかを、論点ごとに決めます。以下は私が実際に使った優先順位です。Aは満点を狙う、Bは基本問題だけ取る、Cは深追いせず「見たことがある」状態で止める、という意味です。

論点 分野 出題目安 優先 投じる時間
IE(工程分析・作業測定・標準時間・稼働率) 生産 4〜5問 A 14時間
生産計画・日程計画・MRP・PERT 生産 3〜4問 A 12時間
資材・在庫管理(EOQ・発注点・定期発注) 生産 3〜4問 A 10時間
生産形態・生産方式(JIT・かんばん・TOC・セル) 生産 3〜4問 A 10時間
レイアウト・SLP・ラインバランシング 生産 2〜3問 B 8時間
品質管理(QC7つ道具・管理図・抜取検査) 生産 2〜3問 B 8時間
設備管理・保全(設備総合効率・MTBF) 生産 2問 B 5時間
生産情報システム・環境・安全衛生 生産 2〜3問 C 3時間
MD・数値管理(値入率・GMROI・交差比率・回転率) 店舗 4〜5問 A 12時間
販売情報システム(POS・JAN・EDI・RFID) 店舗 3〜4問 A 8時間
物流・輸配送・物流センター・SCM 店舗 3〜4問 A 8時間
店舗設計・照明・色彩・動線・陳列 店舗 3〜4問 B 10時間
店舗立地の法規(都市計画法・大店立地法ほか) 店舗 3〜4問 C 6時間

店舗立地の法規をCに落としている点が、一般的な参考書と違うところです。都市計画法・大規模小売店舗立地法・中心市街地活性化法・建築基準法は、条文の数だけ見れば巨大ですが、出題は毎年3〜4問で、しかも細部を突かれると誰も正解できない年があります。ここは「用途地域13種のうち、大型店が原則出せないのはどこか」「大店立地法は何を規制する法律か(面積か、環境か)」の2点だけを押さえ、残りは問題を解いて出会った選択肢を都度覚える方式で足ります。暗記に10時間かけても、増える期待値は1点未満です。

13週・130時間の学習プラン

週10時間を13週で回す前提のプランです。平日1.5時間×5日+土日2.5時間という配分を想定しています。

やること 使う教材 時間
1〜2週 生産形態・レイアウト・生産計画。読んだ節ごとに即問題を解く スピードテキスト+スピード問題集 20h
3〜4週 在庫管理・IE・品質管理・設備管理。計算は必ず紙で解く 同上 20h
5〜6週 店舗立地・店舗設計・MD・陳列 同上 20h
7週 物流・販売情報システム。ここで1周目完了 同上 10h
8〜10週 過去問5年分を年度別に90分通しで解く+復習(1年度あたり解答90分+復習210分) TAC過去問題集 30h
11〜12週 計算13パターンの総ざらい、間違いノートの潰し込み、まとめシートで全体復習 まとめシート+自作ノート 20h
13週 直前。過去問の間違い箇所だけを2周、公式の暗唱 間違いノート 10h

平日1.5時間の中身も決めておきます。朝20分は前日に間違えた問題の解き直し通勤の10分は一発合格まとめシートを1ページだけ眺める夜60分はテキスト1節+対応するスピード問題集。この形にすると、「今日は何をやるか」を考える時間がゼロになります。運営管理は論点が細かく分かれているので、迷う時間そのものが最大のロスです。

テキストは通読を1回だけにしてください。運営管理のテキストは他科目より厚く、2周目を通読すると15時間が溶けます。2周目以降は問題を解いて間違えた箇所だけを引く辞書として使います。過去問は何年分やるかで書いた通り、1次は5年分で十分です。

生産管理の攻略:図を描けないものは覚えていない

生産管理でつまずく人の共通点は、読むだけで手を動かしていないことです。この分野は図で問われます。工程分析記号、山積み表と山崩し、ガントチャート、アローダイアグラム、パレート図、特性要因図、管理図。文章で覚えても、図で出された瞬間に反応できません。

対策は単純です。白紙のA4に、テキストを閉じた状態で図を描く。以下の10個を描けるようにします。所要は1個あたり5分、合計50分。これを週1回、3回繰り返せば定着します。

  • 工程分析記号4種(加工○・運搬◇または矢印・停留▽・検査□)と複合記号
  • 製品別レイアウトと機能別レイアウトの模式図、それぞれの長所短所を各2つ
  • アローダイアグラム:最早結合点時刻・最遅結合点時刻・クリティカルパスの求め方
  • ラインバランシング:ピッチダイヤグラムを描き、編成効率とバランスロスを計算
  • 定量発注方式と定期発注方式の在庫推移グラフ(のこぎり波)と発注点の位置
  • QC7つ道具:パレート図・特性要因図・散布図・ヒストグラム・管理図・チェックシート・層別
  • 管理図:中心線とUCL・LCL、異常判定のルール
  • PQ分析のグラフと、そこから導くレイアウト方針
  • かんばん方式の後工程引取りの流れ図
  • 設備総合効率の3要素(時間稼働率×性能稼働率×良品率)の分解図

逆に捨てる(Cにする)論点を明示します。NC・DNC・CAE・FMSといった生産情報システムの用語は定義1行だけ廃棄物処理法の分類細目、労働安全衛生法の条文番号、JIS用語の網羅暗記はやりません。ここはスピード問題集で出会った肢だけ覚える。3時間以上かけたら、それは配分ミスです。

電卓なしで解く計算13パターン

運営管理の計算は公式さえ出てくれば70%は勝ちです。以下の13パターンをA4用紙1枚に書き出し、毎朝5分で何も見ずに全部書き直す。2週間で完全に定着します。

パターン 公式・要点 目標時間
経済的発注量(EOQ) √(2×年間需要×1回発注費÷単位当たり在庫維持費)ルートの中を素因数分解してから開く 2分
発注点 1日平均需要×調達期間+安全在庫 1分
定期発注方式の発注量 (発注間隔+調達期間)×平均需要+安全在庫−在庫−発注残 2分
標準時間 外掛け法=正味時間×(1+余裕率)内掛け法=正味時間÷(1−余裕率)どちらかを問う出題が定番 1分
正味時間・レイティング 観測時間×レイティング係数÷100 1分
編成効率・バランスロス 編成効率=Σ作業時間÷(工程数×サイクルタイム)、バランスロス=1−編成効率 2分
設備総合効率 時間稼働率×性能稼働率×良品率。3つの分母を取り違えると全滅 3分
MTBF・MTTR・可用率 可用率=MTBF÷(MTBF+MTTR) 1分
工程能力指数 Cp=(上限規格−下限規格)÷6σ、偏りありはCpk 2分
PERTの期待時間 (楽観値+4×最頻値+悲観値)÷6、クリティカルパスは最長経路 3分
値入率・粗利率 売価値入率=(売価−原価)÷売価、原価値入率は分母が原価。どちらを聞かれたか必ず設問に線を引く 2分
交差比率 粗利益率×商品回転率。売場の重点商品を選ぶ問題で頻出 2分
GMROI・在庫回転率 GMROI=粗利益÷平均在庫高(原価)×100、在庫回転率=売上高÷平均在庫高 2分

電卓なしの筆算には固有のコツがあります。EOQはルートの中身を先に素因数分解して、2×3600×50÷4なら90000=300²と気づく形に持ち込む。設備総合効率は小数のまま掛けず、分数のまま約分する。0.9×0.95×0.98を筆算するより、90/100×95/100×98/100で約分したほうが速い。この訓練をしていない人は、本番で計算に7分溶かして知識問題を落とします。過去問演習は必ず電卓を机から下ろして行ってください。

店舗・販売管理の攻略:法規は薄く、数値は厚く

店舗・販売管理は、暗記の海に見えて実は得点効率が高い分野です。理由は3つ。身近な小売の話なので理解が速い数値管理は公式が5つしかない販売情報システムは用語と規格を対応させるだけだからです。生産管理で疲れて店舗・販売管理が手薄になる受験生が多いので、ここは差がつきます。

具体的な進め方です。

  1. 数値管理(値入率・粗利率・交差比率・GMROI・在庫回転率)を最初にやります。ここは1日90分×3日で仕上がり、毎年4問前後の得点源になります。
  2. 販売情報システムはリスト化して覚えます。JANコードの13桁と8桁、集合包装用のITF、ソースマーキングとインストアマーキング、EOSとEDIの違い、RFIDが電波で複数同時読取りできる点、POSの単品管理。各項目1行、全部で20行のリストにすれば30分で復習できます。
  3. 物流は「機能」で整理します。輸送・保管・荷役・包装・流通加工・情報の6機能、ユニットロードと一貫パレチゼーション、DC(在庫型)とTC(通過型)の違い、共同配送のメリット。DCとTCの区別は頻出です。
  4. 店舗設計は数字を3つだけ覚えます。ゴールデンゾーンは床上おおむね85〜125cm照度の単位はルクス(lx)で作業面の明るさ、光束はルーメン(lm)演色性はRa。細かいJIS照度基準の一覧は覚えません。
  5. 店舗立地の法規は最後に、6時間だけ。都市計画法の用途地域は「工業専用地域には住宅も店舗も原則不可」「第一種低層住居専用地域は小規模店舗のみ」の両端だけ押さえ、大店立地法は「店舗面積1,000m²超の店舗について、騒音・駐車・廃棄物といった周辺環境を調整する法律であり、需給調整はしない」という性格を理解します。

ここでもう一つ不都合な事実を書きます。店舗・販売管理を頑張っても、2次試験ではほとんど使いません。事例IIでマーチャンダイジングや売場づくりの語彙が少し役立つ程度で、事例I・III・IVには出てきません。「運営管理は2次に直結するから投資しろ」という説明は、正確には生産管理側の半分だけの話です。店舗・販売管理は1次で60点分の得点を取るための投資と割り切って、深追いしないほうが合理的です。

15:40スタート90分をどう戦うか

運営管理の本当の敵は範囲の広さではなく、試験時間帯です。1日目は経済学9:50、財務・会計11:30、企業経営理論13:30と続き、運営管理は15:40〜17:10。90分で40問超を処理するので、1問あたり平均2分しかありません。しかもこの時点で、多くの受験生は昼食後の眠気と5時間分の疲労を抱えています。

経過時間 やること ルール
0〜5分 全ページをめくり、計算問題に丸印を付ける 解かない。位置の把握だけ
5〜60分 頭から1周。知識問題を1問80秒で処理 計算問題は飛ばす。迷ったら2択に絞って印を付けて進む
60〜80分 飛ばした計算問題を、目標時間の短い順に解く 1問3分で切る。超えたら勘でマークして次へ
80〜88分 2択で保留した問題を再検討 最初の直感を覆すのは根拠があるときだけ
88〜90分 マーク欄のずれを確認 空欄ゼロを最優先

体力対策は、直前1か月の土日のうち1日を「15:40スタート」に固定することです。朝の元気な時間に過去問を解いても、本番の再現になりません。土曜の15:40に机に向かい、90分通しで1年度分を解く。これを4回やるだけで、本番の疲労感が既知のものになります。私が模試で70点を取れた最大の理由は、知識量ではなくその時間帯に頭が動く状態を作っておいたことだと考えています。

あわせて、15:00〜15:40の休憩に何をするかを先に決めておきます。糖分を1つ、水を200ml、そして自作の計算公式A4を1枚だけ見る。この休憩に新しい教材を開くと、かえって焦ります。1次試験当日の注意点に持ち物と時間の管理をまとめてあります。試験日程そのものは試験日ページで確認してください。

2次・事例IIIへの効かせ方(半分は効き、半分は効かない)

運営管理の生産管理パートは、2次試験の事例IIIとほぼ同じ土俵です。1次のうちに投資しておくと、2次の学習開始時点でスタートラインが前に出ます。ただし、用語を覚えているだけでは点になりません

私の2次の得点開示を並べます。事例IIIは1年目68点、2年目44点、3年目68点でした。2年目はTAC名古屋に通って2次に専念した年で、生産管理の知識量は3年間で最も整っていたはずです。それでも44点。知識の量と事例IIIの得点は比例しません。何が足りなかったかというと、「その施策が、何を改善して、結果どう良くなるのか」という因果を短い日本語で書く力でした。

そこで、1次の学習中にやっておくと後で回収できる作業があります。生産管理の各論点について、「施策→直接効果→経営効果」を1行で書き溜めることです。例を挙げます。

  • 内段取りの外段取り化 → 段取り時間短縮 → 小ロット化が可能 → 生産リードタイム短縮と在庫削減
  • 多能工化 → 工程間の応援が可能 → 特定工程のボトルネック緩和 → 納期遵守率向上
  • 5Sと工具の定位置化 → 探索時間の削減 → 実作業時間の増加 → 生産能力向上
  • 作業標準書の整備 → 作業のばらつき低減 → 不良率低下 → 手直し工数と原価の削減
  • 生産計画の立案サイクル短縮(月次→週次) → 需要変動への追随 → 欠品と過剰在庫の同時削減
  • 設計・製造情報のデータベース一元化 → 図面探索と手戻りの削減 → 設計リードタイム短縮
  • 製品別レイアウトへの見直し → 運搬距離短縮 → 仕掛品の滞留減少 → リードタイム短縮

これを30本ほど作って1枚のシートにまとめておくと、事例IIIの解答骨格になります。私は3年目にこの形で整理し直しました。1次の運営管理で本当に投資すべきは、用語の暗記ではなく、この因果の言語化です。事例IVについては事例IV対策を、2次全体の位置づけは勉強法まとめを参照してください。

教材の選び方

教材 役割 使い方
TACスピードテキスト 運営管理 主教材。図表が多く工程図・レイアウト図が理解しやすい 通読は1回だけ。2周目以降は辞書として引く(詳細レビュー
TACスピード問題集 運営管理 論点別アウトプット テキスト1節を読んだ直後に該当問題。読みっぱなしを作らない
TAC過去問題集(運営管理) 本番形式。5年分 年度別に90分通しで。使い方
一発合格まとめシート 全体像の把握と直前復習 1論点1ページの図解を通勤中に眺める(詳細
TBC速修テキスト 無料動画つきの代替主教材 テキストを読んでも生産管理が入らない場合の乗り換え先(詳細
ダンシ君のサブノート 無料の補助 用語整理の確認に。主教材にはしない

私は3年目、運営管理についてはスピードテキスト+スピード問題集+過去問題集という構成で、まとめシートを直前の総復習に使いました。通信講座は経営情報システム・経営法務・中小企業経営政策の暗記3科目に絞って併用し、運営管理には使っていません。運営管理は市販教材だけで十分に戦える科目だというのが実感です。独学の全体設計は独学ガイド、講座を検討する場合は講座比較を見てください。

科目合格を狙うなら運営管理は後回しでよい

科目合格制度を使って複数年で合格を狙う場合、運営管理を「確実に取る科目」に据えるのはおすすめしません。理由は難易度の振れ幅が大きいからです。基本問題中心の年と、細かい規格や法令の細部を突く年が交互に来ます。安定して60点を計算できるのは、企業経営理論や運営管理より、むしろ財務・会計のように解法が固定された科目です。

ただし足切り(40点未満)のリスクは低い科目でもあります。範囲が広い分、まったく手が出ない問題ばかりになることは起きにくい。「大崩れしないが、狙って高得点も取りにくい」のが運営管理の性格です。私の3年目模試も、企業経営理論82点に対して運営管理は70点。70点前後で着地させ、余った時間を財務・会計に回すのが、7科目トータルでは正解でした。科目ごとの時間配分は勉強時間の相場にまとめています。

よくある失敗6つ

  1. テキストを均等に読む。生産管理で力尽きて、得点効率の高い店舗・販売管理が手薄になります。順番を逆にして店舗・販売管理から始めるのも有効です。
  2. 計算問題を捨てる。15点の放棄です。しかも公式は13個しかありません。
  3. 電卓を使って過去問を解く。本番は電卓なし。筆算で解いた経験がゼロだと、本番で時間が消えます
  4. JIS用語を網羅暗記しようとする。用語集を1冊覚える時間で、過去問5年分を2周できます。
  5. 朝の元気な時間にしか過去問を解かない15:40の自分は別人だと思ってください。
  6. 図を描かずに読むだけで済ませる。アローダイアグラムもピッチダイヤグラムも、描けなければ本番で手が止まります。

明日から3日でやること

最後に、この記事を読んだ直後に着手できる形にします。

  • 1日目(90分):A4用紙1枚に計算13パターンの公式を手書き。同時にスピード問題集の在庫管理の計算問題を10問解く(電卓なし)。
  • 2日目(90分)値入率・粗利率・交差比率・GMROI・在庫回転率の5公式を覚え、該当問題を10問。この5つだけで毎年4問前後が射程に入ります。
  • 3日目(90分)白紙に工程分析記号・アローダイアグラム・定量発注方式のグラフを描く。描けなかったものにテキストで印を付ける。

これで運営管理の「取りに行く側」の輪郭が3日で固まります。あとは13週プランに従って、生産管理70時間・店舗販売管理50時間を消化するだけです。範囲の広さに怯えて全部を均等にやろうとした瞬間に、この科目は負けます

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出典:一般社団法人 日本中小企業診断士協会連合会 中小企業診断士試験の実施要項(令和8年度第1次試験は8月1日・2日、7科目700点満点、総点60%以上かつ40%未満の科目がないことが合格基準)。出題数・分野比率は過去5年程度の本試験問題を集計した目安であり、年度により変動します。得点・模試成績はいずれも運営者本人の実データです。